そのポンプ修理を月曜日にした。
運転していた頃の写真。
早速、現場に向かって原因を調べてみると、ポンプ内部の部品が切断されていて、井戸内部に落ちてしまっていた。
写真真ん中にあるステンレス製のロッドがパイプ内部で繋がっている。
この繋がったロッドが水面まで達し、最下部のロッドに取り付けてある給水弁がピストン運動することで水が汲み上がる。
このロッドが途中で切断されていた。
20年以上も使い続けているハンドポンプが、ボロが出てもおかしくない時期だ。
そこで、切断したロッドを引き抜くことを決めた。当たり前か(笑)
ハンドポンプの構造は、井戸(穴)の中にパイプを挿入、更にパイプの内側にロッドを挿入して成り立っている。
これが井戸に中に挿入されているパイプ。この内側にステンレスのロッドが入っている。
そこで、ロッドを引き抜く方法は3パターン。
①特殊な機材(引っ掛けカギをつけたロッド)で切断されたロッドを引き抜く。
②パイプを全て引き抜いて、一番下のパイプからロッドを突っついて、取り出す。
③切断されたロッドが落ちているところまでパイプを引き抜いて、落ちてる箇所と同位置にあるパイプを切断して、ロッドを引き抜く。
①は、これが一番ベストな方法だけれど、ルワンダにはその機材がなく、村人が行う修理としては現実的でないのでダメ。
②は、30m以上のパイプを引き抜くと、折れ曲がって、何箇所も切断しなければならないので、予備のパイプが必要になるので難しい。
写真は、他のハンドポンプの修理場面。写真のようにパイプを湾曲させながら取り出したり、逆に挿入したりする。
これで負荷が湾曲部分にかかりすぎると、耐え切れずにパキッと折れてしまう。
今回は、切断されたロッドが上から2本目のロッドだったので、③の方法をとった。
やり方は上の写真と同じように、ただ、数mだけパイプを引き上げる。
実際にパイプを引き上げ、
さて、その結果はいかに!!
続きはこの次で
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