放置井戸。
今年新しく設置したばかりのハンドポンプ、すでに壊れてしまって動かなくなっている。
Indian Mark 2というタイプのハンドポンプ
ある国際NGO(非政府組織)が最近、このタイプのハンドポンプを主に設置し始めた。
任地では違うタイプのハンドポンプが普及しているため、珍しく故障を直せる人はいないに等しい。
もちろん、部品も流通していない。
このタイプのハンドポンプは構造がやや複雑なため、ある程度熟練した技術者が必要になってくる。
部品もない、技術者もいない。
僕の派遣されている地域一帯では、上の写真のタイプのハンドポンプがほとんどを占めている。
最初のポンプとは違うタイプだ。
こちらは、Afridev hand pump。
現在、地域一帯のポンプのほぼ95%がこのAfridevと呼ばれるポンプ。
去年までなら、100%がAfridevタイプだった。
そのため、マニュアルで作成したのは、このAfridevの修理マニュアル、部品管理マニュアル、また、住民に対する修理などのトレーニングはこのタイプに絞ったモノだった。
だから、Indian Mark 2に対応するマニュアルはなかった。
そして、いま、地方に部品代理店を設置しようと試みている。
ビジネスプランを作成し、動き出したばかりだ。
この代理店はAfridevの部品取り扱いを想定したもの。
でも、最近の調査で、地域一帯で違うタイプのIndian Mark 2が予想以上に設置され始めてきたことを知った。
となれば、二つのタイプの部品を取り扱うのが理想だ。
そうなれば自ずと初期投資額は多くなる。
初期投資で、JICAがサポートできる金額も限定的だ。
部品取り扱い者は、Afridevタイプをよく知っている人を想定しているため、新たにIndian Mark 2の構造、部品について教える必要も出てくる。
果たして、現状で新しいタイプに対応が可能かどうか。
これからどうする??
このブログを書いている間に、ある水利用組合から既存のハンドポンプが壊れてしまったと連絡が入った。
現場は待ってはくれない。
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